退院後の生活

当時、一人暮らしをしていた私でも退院後2〜3日は妙に落ちつかない感じがありました。入院生活に慣れてしまったせいでしょうね。
退院後当初は、なにか出来なくても『退院したばかりなんだから、しょうがない』と言う気持ちもあったのですが、1週間、2週間と過ぎると、その気持ちは焦りと不安に変わっていきました。 自分のペースをつかもうする気持ちとは裏腹に、身体が思うように動かないことに苛立ち、より一層不安の渦に陥っていきました。

その焦りや不安を少しでも取り除くには、現状の自分の体力を再認識することでした。入院前は『あんなこともすぐ出来た』『こんなことも簡単に出来た』と 思ったところで状況が変わるはずがなかった。まずは今現在の自分を自分自身の中へ受け入れることから始まりました。そして日常生活のあらゆる行動に対し、 自分の体力に応じながら一つ一つクリアしていくことを心掛けました。

その中でも、一番、自分の体力を計る目安になったのが買い物です。最初は近くのスーパーに行くだけで疲れてしまい、帰ってくるなりベットに横になってしまうという有様です。それが1ヶ月後には、疲れはするものの、すぐベットに横になるということがなくなりました。 更にその後は、買い物から帰ってきてすぐに、食事の支度ができるようになるまでになっていきました。

日常生活の何気ない一つ一つの積み重ねが、徐々に体力の回復につながっていきました。しかし、さすがに少し体力が回復したなと思っても、電車での立ちっぱなし状態や地下鉄の階段の登り降りは、キツイな〜と感じました。