発病から1年後の再発

発病から1年を迎えようとしていた頃、突然、主治医が変わり、後任の先生から「私は循環器科が専門なので、膠原病専門の病院に行かれてはどうですか」と勧められ、某大学病院での再検査となりました。

検査結果は「病状はきわめて悪く、入院が必要です」という言葉に耳を疑い、さらに追い打ちをかけるように「最低3ヶ月の入院が必要です」「それも、即入院 しなければなりませんよ」「補体値というのありますが、はほとんど0の状態ですよ」「そんな身体でよく仕事をしていましたね」と次々に発さられる思いもよ らない言葉にショックで、一時的に頭の中がパニック状態になってしまいました。

民間病院では「病状は良くなっている」と言われ、その言葉をずっと信じ続けていただけに、まさかこのような病状になっているとは思ってもいませんでした。 「今まで通院治療していたことは、なんだったのだろう」「どうして? どうしてこんなことになったんだろう?」という思いをかき消すことが出来きませんで した。このやりきれない気持ちをどこにぶつけてよいのか、ただただ呆然となってしまいました。

発病から再発に至るまでを振返り感じたことは、自分のことは人任せ(ドクター任せ)にしてはいけないという思いが強くなりました。病気を理解し、自分なり に納得のいく治療を心がけなければならないんだと…。それには発病の要因と考えられているものに対しては、できるだけ注意した生活を送ること。そして、患 者には病院及び主治医を選択肢出来る特権があるということと、信頼できる主治医を探すことの重要性を感じました。 今後、この教訓を生かして病気と付き合っていきかなければと思いました。