入院記録_1993年7月

■07/01 腎生検後
夕方になってから、ようやく尿管が取れ起き上がれるようになりました。結局、1日半以上固定された状態でした。ちょっと、きつかったな〜。ちなみに同じ検査をした方は、もっと早くに起き上がることができたようです。

■07/02 外泊許可
治療開始前の最後の外泊。今思うと、次の外泊まで長かったなー。

■07/05 歯学部ホテツ科へ
朝食に出た「ほうれん草のおしたし」を食べていた時に、差し歯が抜けたんです。なんだか不吉な予感を感じさせる出来事でした。

■07/06 プレドニン服用開始 プレドニン量/60mg 朝30mg・昼20mg・夜10mg(8週間)
プレドニン薬だけは、毎回、看護婦さんが一人一人に配ってました。

■07/08 会社へ診断書提出 プレドニン量/60mg
とりあえず6ヶ月の休職願いを会社に提出しました。

■07/09 皮膚科外来 プレドニン量/60mg
手・足の発疹はSLEの症状とのこと。痛みは全くありませんでした。

■07/12 産婦人科外来 プレドニン量/60mg
鉄分不足の原因は婦人科系にあるかもしれないとうことで、診察となりました。この時は異常が見あたらなかったのですが、退院後の診察で子宮内膜症と診断されました。今回の診察では子宮ガンの検査もしました。

■07/16 胃カメラ検査 プレドニン量/60mg
胃カメラ検査は今回で3回目。同じ検査を何度しても、涙はでるわ〜鼻水もでるわ〜よだれがダラダラ。しまいにはゲボゲボと吐く始末だ。入院中、胃カメラ検査を更に何回かすることになったのですが、検査に慣れることはありませんでした。

■07/18 産婦人科外来 プレドニン量/60mg
7月12日の子宮ガンの検査結果は異常なしとのこと。

■07/20 便秘症状〜下剤服用 プレドニン量/60mg
便秘が続き、お腹がはってきて、食べたものをもどす状態になり下剤を服用することになりました。このような状態になっても、食事の量を抑えることができませんでした。薬の副作用のせいでしょうか、病院食がおいしくて、なんでも食べたいという状態でした。

■07/22 便秘症状〜座薬使用 プレドニン量/60mg
下剤の効果がなく、座薬を入れることになりました。これで少しだけですが、一時的に楽になりました。

■07/22 お腹に赤い発疹ができる プレドニン量/60mg
夜中、トイレに行ったときにお腹にブツブツした発疹を発見。

■07/23 皮膚科外来 プレドニン量/60mg
お腹の赤い発疹はヘルペスと診断されました。(ヘルペスは今回を入れて3回目です)

■07/23 ヘルペスのため個室へ移動 プレドニン量/60mg
ヘルペスと診断されたことで、感染の恐れがあるので個室へ移動となりました。入院生活にようやく慣れてきた時だっただけに、精神的に動揺し、病室内で泣き叫んでしまいました。皆さんには大変ご迷惑をかけて、すいませんでした。個室では、 洗濯・シャワー・面会人の入室禁止となり、家族と離れて暮らしていた私にとって洗濯が出来ないことが非常に困りました。

■07/23 ヘルペスの治療開始 プレドニン量/60mg
1日3回の点滴(ゾビラックス)治療開始 。午前中・午後から・就寝前の計3回の点滴で、1回の点滴は約1時間30分くらいです。就寝前の点滴では寝てしまうこともありました。

■07/26 麻酔科外来 プレドニン量/60mg
ヘルペスのためレーザー治療開始 。治療時間は約15分くらいで、患部にレーザーを当てるとピリピリとした痛みを感じることもありましたが、このレーザー治療をすることによって、神経の痛みが軽減されることや痕があまり残らないとのことでした。

■07/26 右足親指化膿する プレドニン量/60mg
足の親指を深爪したことから、バイ菌が入り化膿してしまいました。抗生物質を服用し少しづつ良くなりましたが、完治まで1ヶ月以上もかかりました。大量にプレドニン薬を服用しているときは、小さな傷でも気を付けなければいけないと思いました。

■07/27 皮膚科外来(ヘルペス診察・治療) プレドニン量/60mg
ヘルペス自体の痛みはほとんどなかったのですが、ヘルペスが背中の方まで広がってしまいました。

■07/27 MRI検査 プレドニン量/60mg
カプセル容器に入っているような感じでした。中ではリラックスさせる音楽が流れているのですが、急にガッガッガッという音には耐え難いものがありました。 検査結果は異常なしでした。

■07/29 病状説明 プレドニン量/60mg
腎生検の結果がでたことにより、主治医より現在の病状や今後の治療方針の説明を受けることになりました。病状は低補体値であり、SLEに伴う進行性の腎病 変があるとのこと。治療に関しては、プレドニン薬の効果を期待し、治療経過を見極めながら随時治療方針を決めるということでした。SLEを理解していな かった私の質問にも、解りやすく説明してくれたのが印象的でした。

ひとこと
入院してから約1ヶ月が経ちました。さまざま検査やアクシデントがあったりと、アッという間に過ぎました。 今年は冷夏ということで、暑さに弱い私にとってはとても過ごしやすく助かりました。